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2008.08.26 *Tue

猛獣飼い慣らしマニュアル(笑)

メールの内容からの抜粋ですが、カシスについてです。
過去、殿下との関係、飼い慣らし方について。


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カシスはね、本当は一人で生きてきたとは思っていません。本当は今でも自分を育ててくれたおじいちゃんが大好きなんです。ベルサウス老はカシスの城の使者に刺されて、今わの際で「おまえが」と口にします。

おじいちゃんも孤独な人でした。ルーアンシェイルの因習に背いた研究をしていたが故に家族から見捨てられていたんです。それを無意識に支えてくれていたのがカシスでした。だからおじいちゃんは最後に「お前が来てくれて良かった、ありがとう」と言いたかったんです。

でも中途半端に届いた言葉は、大きな誤解を招いてしまいました。

「お前がいなければ良かった」

そう言おうとしたものだと思ってしまったのです。……その勘違いはカシスが周りから存在を否定され続けてきたことだけから生まれたものではありません。
おじいちゃんはカシスを始末しに来た城の使者に殺されました。もし、おじいちゃんの言葉をちゃんと受け取ってしまったら、カシスは生まれて初めて自分を愛してくれて、自分も初めて大好きになれた唯一の人を自分が殺してしまったことになってしまうんです。無意識的に自己防衛してしまったんです。
悲しいことですが。

殿下は生前のベルサウス老とけして付き合いが長かったわけではありません。ですが、殿下の身体を何とか癒そうと親身になってくれていた一人でした。ベルサウス老にとってもまた、殿下は捨て置かれた自分の才能を認めてくれた数少ない理解者でした。だから自分の死期を悟り、まだ未熟で幼いカシスを殿下に預けようとしていました。

その日、カシスを迎えにきた殿下が見たものは、既に息を引き取ったベルサウス老と誰かに殺害された痕のある使者数名、片腕を失い、正気を失っていたカシスでした。次に目が覚めたとき、カシスは既にその自己防衛を張ってしまっていました。

今、真実を突き付けたら、彼は絶望のあまり自分の喉を抉ってしまうかもしれない。それはベルサウス老の本意であるはずがない。己のために誰かが犠牲になる痛みを誰よりも知っていた殿下はそっと、真実が書かれたベルサウス老の遺書を懐にしまいました。いつか、この悲しい事実を受け止めて生きていけるようになるまで、彼の成長を見守り、待つことにしました。

殿下にとって、カシスはベルサウス老からの大切な預かりものです。三年間、時には兄のように諭しながら、弟のように彼を立ててやりながら過ごして来ました。カシスも次第に殿下に心を開きかけていました(傍目や殿下の思っているよりも彼は殿下になついているのです。だから真面目に石を探しています)。

ですが、殿下の余命はそう長くありません。自分の命が尽きる前に懐のベルサウス老の遺書を託せる人を探しているのです。だからアルや新生(笑?)サクラのような、存在を非常に歓迎します。無用とはけして思いません。

……自分のことではないですからね。

本当はね、カシスは自分を責め続けているんです。あの城の、元老院に弄ばれる檻の中から出て来なければ良かった、おじいちゃんを会わなければ、ずっとおじいちゃんは静かに今も研究を続けることが出来たのにと夢の中で悔やみ続けています。でもそれを受け止めて生きていけるほどまだ強くないのです……

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あいつって子供なんですよ。普通の子供って親とか周りの人に善悪やら体裁やらを教えられて育つじゃないですか。でもあいつには一切それがなかったんです。

だから性格的に非常に幼いんです。でも同時に、実は感情は非常に原始的なんですよ。子供って楽しいことはいつまでもやっていたがるし、嫌いなことはまったくやらないじゃないですか。あれと一緒です。楽しいと感じたら熱中するタイプなんです。例の悪ノリのように(笑)。

だからまずはじゃれて遊んであげてください。ソウガとの会話みたいにね。結構楽しんでるんですよ、あれは(笑)。子供の頃遊びとは無縁でしたからね、遊びやふざけといった楽しさには貪欲なんです。

それでまずは「自分はあなたを傷つけようとしている人間じゃないんだよ」ということを教えてあげるんです。それで初めて彼の半径一メートルに入れます。シュアラに行くことになったら必然的にサクラちゃんのあまり良くない境遇も目にするでしょう。そこで自発的にどうするか考えるでしょう。彼に飴かクッキーの一欠片でももらえたらしめたもの(何じゃそりゃ)。

要は焦れば焦るほど失敗するんです。時間と流れとを味方につけて、根気良く付き合うんです。子供の育て方と一緒で、自主的に考えさせるのが長い目で見ると一番効果的。自己顕示は厳禁です。

負けず嫌いが好き、とは言いましたが、あくまでね、自分が優位に立てる負けず嫌いがいいんですよ。カシスは魔道については天才でした。誰も彼の才能を認め、屈服することしかしなかったんです。その中でルナは「あたしが負けるなんて、いつか負かしてやるわ、覚えてらっしゃい」的な負けず嫌いでしたから新鮮だったわけです(笑)。こういうセリフって優越感が快感ですからね。

でも自分に劣等感があることに関しての勝負は大嫌い。子供だからワガママで常に優位にいたいんです。ほどほどに立ててあげることが大事。それでは駄目なことを教えるのは、それがどうしても崩れてしまったときにケアしてあげれば良いのです。こちらから突き付ける必要はありません。あくまで成長を促すアドバイザーになりましょう。

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COMMENT

何というか・・・
彼の場合、自分より立場のの強い人間にふみにじられたわけだから、上からの立場で「救ってあげる」というのは、いくら時間をかけても難しい感じがする。
いっそ戦災孤児でひねくれまくってるのでもあてがって、面倒見ざるを得ないようになれば、自分が仲間からどう見られているかわかるのではないだろうか・・・。

死に掛けたイリスが、ジンのとこじゃなく、カシスのとこに漂着してたら・・・ぶつぶつ言いつつ、けっこう面倒みちゃって、けっこう救われちゃったりしないかしら。
男の子の方がいいかな。
2008/08/27(水) 14:41:49 | URL | 谷地田ヴァル #AaIT8m4I [Edit
ヴァルさん、素晴らしい…
ヴァルさんなら飼い慣らせるんじゃないかしら? マニュアルいらず?(笑)

以前、お話した、ちゃんとした形でおじいちゃんと死別できるパロディがあるんですが…。
実はおじいちゃんのところに来て一年あまり経ったとき、同じように才能に目を付けられて敵国に誘拐されそうになり、自力で脱走してきたルナちんを背負って保護してくるんです。雨の中。

その後、一時、失語症になってしまった彼女の面倒を何だかんだで看るんです。
大人になるとすっかり立場が逆なんですがね(苦笑)。

そのせいなのか、そちらのパロのカシスは結構まともな人格に育ってます。
数年後、原作と同じようにルナのために片腕を失うんですが、謝って泣く彼女に、
「俺の腕ならまだ三本ある」
くらい言えちゃうほど人格がなっています。
ヴァルさんが仰っる通りなんでしょうね♪ 男の子でも女の子でも変わらないかと思います。

……ああ、原作でもそうだったら(私が)苦労しなかったのに(オイ)。
2008/08/27(水) 23:14:16 | URL | 梧香月 #z3gqPTdc [Edit
No title
>「俺の腕ならまだ三本ある」

泣いた、泣きました。
つきなみですが、人間はやっぱりひとりじゃ生きていけないのよね。
弱い人間も、守るものがあれば強くなれる。

原作のカシスは、もう傷つくのが怖くて、”ひとりでいいんだもん”状態なんですね。 ルナちん、がんばれ!

・・・そうですね。
変わり者を見守って、陥落させるのがうまい、と青春時代に言われていました、私。

おおおっ、あの〇〇が笑っているっ

と、驚かれていました。
カオナシを寄せやすい体質なんですよ・・・(あんまりうれしくない)
2008/08/28(木) 13:12:37 | URL | 谷地田ヴァル #AaIT8m4I [Edit

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